ウイーン・モダン展
連休最終日の今日、六本木の新国立美術館で開催されている『ウイーン・モダン展』へ行ってきました。
3年程前に仕事でウイーンに訪れたことがあるのですが、カッコ良い街ですよね。街自体が美術品のように美しく、建物にも統一感が有って、作る前から完成形をイメージして作られたことが分かります。
今回の一番のお目当てはクルムト。現地ベルベデーレ宮殿で『接吻』という作品を見て好きになりました。クルムトの作品は定番の妖艶さを漂わせる女性の絵をはじめ、下書きの原画などお腹いっぱいになる程沢山あります。
しかし、むしろ私が圧倒的に惹かれたのは、クルムトが影響を受けたというハンス・マカルトの『メッサリナ』という女優さんの全身描写。今でいうプレーボーイのグラビアみたいなもんでしょうね。
更に、フェルデナント・ボルトミュラーの肖像画。肌が写真のように精密に描かれていて旋律が走りました。